アラフォー男子が「ペアーズ」で婚活した結果!①
どうも、ひげまこです。
途中別記事を挟みましたが、アラフォー男子の婚活も、今回から新章に入ります。
幾度の婚活パーティーに疲れたアラフォー男子が次に挑むのは、婚活アプリ。
はたしてひげまこは、婚活アプリで見事女性と出会うことができるのでしょうか!
一ヶ月間使ってみたその結果とは!?
【アプリ紹介】
・pairs(ペアーズ)
Facebookを活用した恋愛・婚活マッチングサービス
【ひげまこプロフィール】
・年齢:アラフォー
・身長:175cm
・体型:ややぽっちゃり
・顔:濃い顔族(沖縄系、中東系、南米系)
・年収:500万円〜
・酒、タバコ:両方とも苦手
・趣味:無趣味(涙)強いて言えばカフェで記事を書くこと
・結婚歴:未婚
・子どもの有無:なし
プロローグ
それは婚活パーティーから1週間後のある日の夜。
すべてはこのメッセージからはじまった。
「マッチングが成立しました」
スマホの画面があやしく光る。
ひげまこは唾を飲み込み、もう一度スマホに目をやった。
躊躇している時間はない。
映画だってドラマだって、はじまりはいつも突然だ。
ひげまこはもう一度唾を飲み込み、持っていた水を飲み干した。
画面はすでに暗くなっている。
スマホにゆっくり手を伸ばし、アプリをタップする。
それは、これから一ヶ月間にわたる物語の扉を開けた瞬間だった。
はじめたきっかけ
きっかけはと聞かれると、ノリだとしか言いようがない。
それほどまでに、何かを期待したはじまりではなかった。
あれは会社のメンバーでランチに行った時。
ジョーのすすめでDLしたのがきっかけだった。
<ジョー>
会社のチームメンバーで唯一の既婚男子。
前の会社でアプリ研究をしていた。
イメージは、ツーブロックの似合う俳優、オダギリジョーを採用。
「婚活パーティーより、今はアプリですよ」
ジョーは言った。
「昔は本当に出会いの場が少なかったんですけど、今の時代はすごいんです」
「スマホひとつで出会える時代なんです」
ジョーは続ける。
「中でも pairs ってアプリ、前の会社のアプリ研究で使ったんですけど」
「結構出会った人多いって聞いたんで、使ってみてください」
こんな感じでDLしたのがきっかけだった。
さっそくアプリを開いてみると、まず目に飛び込んで来たのは、
「今すぐかんたん無料登録」そして
「Facebookではじめる」だった。
Facebookではじめる?
普通なら、もうこの時点で止めてただろう。
それほどまでに、手を止めさせる言葉。
隣でジョーが言わなければ、物語はここで終わっていたに違いない。
「大丈夫ですよ。Facebookと登録情報を連携するだけなんで、Facebookのタイムラインに情報が流れたり、友達にバレることはありません。」
実際に試した人間が言うならば、とさっそく登録するひげまこ。
Facebookと連携した後は、地域を入れるだけで簡単に初期設定が終わった。
そして最初の画面を見た時、ひげまこから漏れたのは、感嘆の言葉だった。
「はぁぁ…今はこんな時代か。」
ひげまこが感心したもの。
それは画面上に並ぶ女子の姿。
しかもスクロールするごとに無限に出てくる女子、女子、女子。
(この世の楽園かここは!)
めくってもめくっても出てくる女子。
あっという間にランチの時間が終わった。
これがきっかけとなり、暇さえあればペアーズを覗きにいく生活がはじまった。
女の子をいろいろ検索したり。
自分のプロフィールを充実させたり。
いろいろ触ってみると、実は検索条件も充実していて、
年齢・居住区・職種と言った基本的なものから、学歴・年収・身長といったいわゆる三高条件、そして体型・タバコ・お酒など健康に関するものから、結婚歴・子どもの有無など、他にも細かい検索項目を合わせて、絶対に自分が譲れない条件を絞って検索できるようになっていた。
まさにムダの排除。
効率の良い世の中になっているもんだ。
そして気になる相手がいれば、することは非常にシンプル。
相手に「いいね!」をするだけだ。
それで相手も気に入れば「いいねありがとう!」を押すだけでマッチングが成立。
マッチング成立後、はじめて相手にメッセージが送れる仕組みというわけだ。
OK、こんなに簡単なことはないぜ!!!
さっそくひげまこはスクロールを繰り返し、気になる女性に「いいね!」した。
…30分後。
「いいね!」を押したひげまこに衝撃走る。
「残いいね!がありません」
このひげまこ一生の不覚!!!
いいね!が消費制だったとは!!!
思わずFacebookのように、ぽんぽん「いいね!」を押してしまったッッッ!!!
…後悔しても仕方ない。
調べてみると、初期登録時のいいね!数は30だったらしい。
増やすには、1ヶ月後の付与日を待つしかないが、ひとつだけ、pairsポイントというモノを消費すれば、いいね!を回復できるらしい。
ではポイントを手に入れるには?
・ポイントを買う(10p:980円、20p:1,780円、30p:2,480円…)
・プロフィール入力率を100%にする(5ポイント)
・連続ログインボーナス(1日目1p、2日目1p、3日目5p)
…いきなり課金は嫌なので、ひげまこはプロフィールを100%入力し、5pを手に入れた。
現実でもネットでも、お金やいいねは大事に使えってことらしい。
あとはもう、最初にいいねしてもらった人から「いいねありがとう!」をひたすら待つだけだ。
初日にして、いきなり極貧いいね生活がはじまった。
2日目。
誰からも「いいねありがとう!」が来ない。
代わりに、意図しない人からの「いいね!」が届くようになった。
ありがたいが、ノーサンキューだ。
贅沢を言うな!と言われる批判を承知で、ひげまこはひたすら「いいねありがとう!」を待った。
3日目。
引き続き誰からも「いいねありがとう!」が来ない。
相変わらず、1日に2〜3のペースで意図しない人からの「いいね!」が届く。
写真加工のおかげなのか。
しかし、いっさい肝心の「いいねありがとう」が来ない。
5日目。
ログインボーナスで少しだけポイントが増えたが、あまり新たにいいねできないため、アプリを見なくなった。
もちろん引き続き誰からも「いいねありがとう!」が来ない。
そして「もういいや」と思いはじめた日の夜。
ひげまこのスマホにひとつのメッセージが届いた。
「マッチングが成立しました」
待ちにまったマッチング!!!
先日の婚活パーティーでは一度もしなかったマッチング!!!
ひげまこは急ぎアプリを開き、相手を確認した。
間違いない、自分が「いいね!」した子だ。
ひげまこはすぐさまメッセージ画面を開き、メールを打った。
「いいねありがとうございます。実ははじめての…」
3分後。すぐにメールが返って来た。
喜びメッセージ画面を開くひげまこ。
ん?メッセージを「開封する」???
画面をタップした瞬間、おもむろに出てくる文字の羅列。
「メッセージの開封・返信には有料会員登録が必要です」
…できてる。
…本当にうまくできてる。
とか感心している場合じゃない。
今はまだメールの途中だ!
このメールのテンポを崩すわけにはいかない!!!
躊躇している時間はない。
ひげまこはすぐさま有料会員を申し込んだ。
「有料会員の登録には、身分証明書をカメラで撮影して送る必要があります」
2秒で免許証を出し、1秒でカメラを起動し、5秒後には送信ボタンを押していた。
…なぜ待つ時間というのは、こんなに長く感じられるのだろう。
しかも免許証の確認ってどれくらいかかるんだ!!!
ケータイの登録でも30分ということは…など頭を巡らせているうちに、運営からメールが届いた。
「登録完了いたしました」
時間は22時をすぎていたが、なんと実質10分かからずに登録が終わった。
すぐさま、ひげまこは女性からのメッセージを開いた。
それは、ここから一ヶ月に渡る物語の扉を開けた瞬間だった。
②に続く(次回は5/11更新予定です)